中古トラック『クレーン車』の基礎知識と購入ポイントとは

トラック知識 形状

マメトラ「こんにちわ。トラック販売専門店の豆知識担当、マメトラです。
当店ではクレーン付きトラックを頻繁に取り扱うので、先日初めてクレーンゲームに挑戦して見ましたが惨敗でした。」

ネコトラ「クレーンゲーム下手すぎ!!
クレーン付きのトラックはネコトラの1番好きなトラックだよ。」

そんな訳で、トラックにはいろいろな種類が存在します。
クレーンゲームとは操作も技術も異なりますが、今回は『クレーン車の基礎知識や特徴について』、そして中古クレーン車選びのポイントも合わせてご紹介していきます。

目次

そもそもクレーン車とは


クレーン車というのは移動式の積載型トラッククレーンのことで、積載型トラックのキャブ後方にクレーンを装備している車輌を指します。
街中で走行しているのを見かけることも多い、クレーン車ですがトラックはどのような構造になっているのでしょうか。
 

トラックの構造

クレーン車以外の平ボディやダンプも同じですが、トラックは主に『シャーシ』と呼ばれる部分と『ボディ(上物)』と呼ばれる部分に分けられます。その、ボディ(上物)部分をボディーメーカーが積載型のクレーンを装着する事でクレーン車やダンプ車等のトラックが出来上がります。

>>トラックの構造

トラックは基本的に、平ボディなどの既製の物を除いては特注って事なんです。

クレーン車の特徴

クレーン車は積載がついていることから、重たい積荷を吊り上げた後、そのまま荷台に乗せて運ぶことができます。

1台2役

荷下ろしができる点が一番の特徴でユニック車が1台あるだけで吊り上げて積み込むことと、運ぶことの2つの役割を果たしてくれるのです。
鉄鋼関係や工事現場で常に高い需要があり、重宝されます。

 
作業時は、クレーンで積荷作業をする際に支えが不安定になる為、アウトリガーという脚を張り出して、タイヤに負荷が掛からないよう直接地面にアウトリガーを接地させ、タイヤを浮かせて車体を安定させて作業します。

ネコトラ「1台で二役!!どんな風に動くのかみんなに動画で見せてよ!」

マメトラ「そしたら・・・後の方でyoutube動画をアップしておくね。」

ネコトラ「最後まで読んでもらう、作戦だな」

クレーン車のメーカーと種類


クレーン車にはいくつかのメーカーと沢山の種類が存在します。
よって、中古クレーン車をネットなどで検索する際は詳細まで確認しないと見た目や絞り込みだけでは中々探すのが難しいのです。

クレーンのメーカー

有名なのが、古河ユニック株式会社が製造する「ユニック(UNIC)」です。
古河ユニックは積載付きクレーン車が古くから親しまれていた為「クレーン車」のことを通称「ユニック車」とも呼ばれます。

もう1社は、株式会社タダノ(TADANO)が製造する「カーゴクレーン」です。
基本的にはこの2強です。後は「新明和」「前田」もありますが、タダノのOEMになります。

中古クレーン車選びのポイント

クレーンメーカーによって操作方法が異なる為、新たに買い直す際は使い慣れたメーカーだと誤操作の心配が少ないです。
それと、よくあるのがラジコン付きの場合送信機を紛失してしまうことです。
この場合、再度買い直すと中古品でも10万前後しますのでタダノ製だと比較的型式に関係なく設定で使用ができるためお勧めです。

クレーンの種類

  • ブーム:2段〜6段。一般的には3段か4段を装備されている車両が多いです。
  • ラジコン:2人で作業をしないといけない場面でも一人で遠隔で作業行うことができラジコン付きは人気です。
  • リモコン:簡易クレーン(横置き)に稀に装備されています。ラジコンとは違いケーブルが繋がっているのが特徴です。
  • 吊上荷重:一般的に2.3t、2.6t、2.95tが存在します。

クレーン車は車両の構造によって装着場所が異なる

・キャブバック型:一般的な形です。トラックの荷台を切断して運転席と荷台の間にクレーンを架装してあります。
・横置き型:比較的小型に装着されている事が多く簡易クレーンとも呼ばれます。トラックの荷台内にクレーンが架装されています。
この他にもかなり珍しいですが、荷台後方にクレーンを架装してある型もあります。

クレーン車の運転や使用の資格

クレーン操作における資格とはどんなものでしょうか。
そして、公道を走行する場合クレーンが装備されていることから総重量が重い為、小型車でも基本的には準中型免許以上が必要となります。 

クレーン車の資格

クレーン車の運転業務を行うには建築や土木工事の現場などで活躍することができる小型移動式クレーン運転技能講習というものがあります。
一緒に取得すると良い資格として、玉掛け技能講習も存在します。
玉掛けとは、フックに荷物を掛けたり外したりする作業のことで、このような作業は現場で必要となる事が多く、玉掛けの資格はクレーンのある現場では必須の資格とされています。
>>クレーンの講習:日本区クレーン協会(長崎)参照

運転免許

クレーン車を公道で走行するには、当然ですが車両にあった運転免許が必要です。

 ・大型自動車免許:車両総重量が11トン以上、最大積載量6.5t以上
 ・中型自動車免許:車両総重量5トン以上11トン未満、最大積載量6.5トン未満
 ・準中型免許:車両総重量7.5トン未満、最大積載量4.5トン未満
 ・普通自動車免許:車両総重量3.5トン未満、最大積載量2トン未満

クレーン車の年次点検

 
移動式クレ-ンを使用する事業者は、定期自主検査の実施が義務付けられています。 
検査実施済機械に「定期自主検査済ステッカ-」が貼付されます。

中古クレーン車を購入する際

「定期自主検査済ステッカ-」の形跡が複数付いている車両は定期的メンテナンスがされている証拠で、安心材料となります。
しかし、購入した後も年次点検を行うことをお勧めいたします。
当店でも、中古クレーン車を購入される際に一緒に「クレーンの年次点検」を承れます。

>>当社在庫の小型クレーン
>>当社在庫の中型クレーン

いかがでしたでしょうか。
『中古トラックの『クレーン車』とは』についてご紹介しました。

トラックには使用方法によって多種多様な注文受注が多くあり、新車だと依頼から納車まで1年以上掛かることも多くあります。
お仕事で、すぐに必要 そんな時は、中古トラックも検討されてはいかがでしょうか。
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