中古トラック購入時に付けておくと安心な【法定点検】とは!?

トラック整備 プロの整備

マメトラ「こんにちわ。トラック販売専門店の豆知識担当、マメトラです。
突然ですがトラックって高価ですよね。」

ネコトラ「当店が取り扱っているのは中古トラックだから新車よりはお買い得ですよ!!」

マメトラ。「・・・げっ、宣伝。
中古トラックであっても高価ですね。その為、販売前お客様には積極的に法定点検をおすすめしています。」

今回は、そんな中古トラック購入時にも付けておくと安心な【法定点検】の基礎知識とおすすめの理由についてご紹介していきます。

目次

そもそも法定点検とは

法定点検は道路運送車両法 第48条「定期点検整備」という法律で定められている義務で、一般的な小型のトラックで例えると半年ごとに行う6ヶ月点検と、1年ごとに行う12ヶ月点検があり、それぞれ点検項目が異なります。
そして、1年ごとに行う12ヶ月点検というのは通常「車検」と同時に行います。

法定点検に罰則は無い

一般的な小型トラックでは車検と次の車検の間の時期に1度法定点検を行う義務があるという事になります。運送業など事業用での使用をされている場合罰金や運行停止などの処分になりますが、一般使用であれば法定点検を行わなかったとしても罰則はないのです。

ではなぜ、法定点検があるのでしょうか。

必ず行わないと公道を走行できない車検というのは基本的に車の保安基準を満たしていれば通りますが、車両によっては車検時期(12ヶ月点検車検を同時に行うとして)も異なります。
消耗品であるブレーキパッドなどが減ったり個々の使用状況によっては本来の性能が発揮できるかどうかの法定点検 (定期点検)を行うことで補うように義務付けられているのす。

ダイヤルステッカー(点検整備済ステッカー)


ロントガラスの左上部に貼ってあ丸いるシールがダイヤルステッカーです。点検整備を行ったらもらえます。
日にち・整備工場の名前・工場の認証番号・次回の点検整備を行う年月日が書かれています。
これが貼ってあると一目で、点検済みかどうかわかります。

しかし、期限を過ぎたステッカーを貼ったままにしていると、保安基準違反となりますので、期限が過ぎたら剥がして新たに点検を行いましょう。

今更聞けない法定点検と車検の違いって!?


先ほどの説明とも重複しますが、法定点検と車検では内容と目的が異なります。
まずは、内容ですが点検する項目が違います。

車検時にも当然点検も行っていますが、車検の目的は
保安基準といって道路を走行するのに適した基準に適合しているか検査する為の制度になり点検ではないのです。

法定点検の目的は、点検項目からもわかるように安全・快適に走行できる目的のための定期的な点検になります。
車検時にもトラックであれば12ヶ月点検が義務付けられているので、通常は整備工場などで法定点検を行なってから同時に車検を通しています

3ヶ月点検項目

・バス・トラック・タクシー(事業用)、大型トラック(自家用)、レンタカー(乗用車以外):47項目
・被牽引自動車:20項目
※全51項目の点検項目の中から重複部分を除いた47項目の点検整備を行います。

6ヶ月点検項目

・中小型トラック(自家用)、レンタカー(乗用車):22項目
※全25項目の中から重複部分を除いた22項目の点検整備を行います。

12ヶ月点検項目(車検)

・中小型トラック(自家用)、レンタカー(乗用車):82項目
・バス・トラック・タクシー(事業用):96項目
・大型トラック(自家用)、レンタカー(乗用車以外):96項目

ネコトラ「ところで法定点検の費用って高いの?」

マメトラ「はい。法定点検費用ですがトラックの小型だと3〜4万円で中型だと5万円前後で
サイズが大きくなる金額も上がります。」

点検の際に交換が必要な部品があったり修理が必要になると更に費用は上がります。
点検せずに後々故障や事故なんて起きる事のリスクを考えると安いですよね。

法定点検はメリットだらけ!?おすすめ理由とは


先程までの説明で、法定点検が義務であって大切なことはお分りいただけたと思います。では、他にはどんなメリットがあるのでしょうか。

整備不良等に起因する事故の場合

点検を行なっていないことが起因で、事故を起こしたなんて取り返しのつかない事をする方なんいないと信じたいですが。
万が一事故を起こしてしまった場合、法定点検を受けていれば整備不良等に起因する事故が起こった際にドライバーの法的責任が軽くなる可能性があります。

ビジネスの信用度が向上

特にトラック運送事業者にとっては、納期厳守や積荷の安全確保はビジネスの基本です。日常的な点検整備が車両運行をスムーズにし、 運送業務への信頼性を高めます。

売却時の価格が変わる

定期点検を「点検整備記録簿」に記載しておくことにより、下取りや中古で売却する際の査定評価が上がることがあります。
例えば同じ年式で走行距離でも、きちんと定期点検を受けた車の方が過去の点検実施の履歴が把握できるため、安心感が高い為です。

ネコトラ「下取りは当店でも承ってます!!(ニヤ笑)」

マメトラ「でたっ。すぐに宣伝したがるんだから・・・
実際、当店でも下取りの際にステッカーや整備記録簿も参考にしながら金額を査定しています。」

まとめ

当然ですが、法律で定められていますのでそもそも法定点検を受けるのが義務です。
特に、運送業など事業用での使用をされている場合点検をしないと罰金や最悪な場合、運行停止命令などの罰則があるので注意が必要です。

とはいえ、中古トラック市場では個人で使用していたトラックなどで明らかに法定点検を受けていない車両であったり長年放置されていた車両が売買されています。
車屋さんで購入したら当然整備はされているはずですが、中古車だからこそ購入前にも法定点検をお勧め致します。

いかがでしたでしょうか。
『中古トラック購入時に付けておくと安心な【法定点検】とは!?』についてご紹介しました。

トラックには使用方法によって多種多様な注文受注が多くあり、新車だと依頼から納車まで1年以上掛かることも多くあります。
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