中古トラックの名義変更や登録時に【法人支店で登録したい】必要な書類とは!?
先日、こんなことがありました。
トラックをリースで購入してくださったB社様。
B社は全国に拠点がある会社で、購入希望があったのも支店からでした。
所有権はリース会社で、使用者がB社様での登録を販売元の当社が車両登録を行う事となっていました。
そんな経緯だったので、使用者は本社!?もしかして支社登録!?と考えて、支店登録だったらどうしようとアタフタしました。
ネコトラ「えっと…所有者と使用者が異なる場合は書類って何が必要だったっけ!?」
マメトラ「ややこしいから、行政書士に依頼したら!?。」
ネコトラ「依頼したら、3000円程経費になるから自分でやってみせる!!」
マメトラ「頼もしいです…。」
所有者がリース会社(法人)で、使用者は支店での登録を希望したい場合。
稀なケースですが、支店であるという事以外は基本的な書類を所有者側と使用者側を用意するだけで変わりません。
>>一般的な、名義変更時に必要な書類についてはこちらをお読みください。
簡単に説明すると
所有者の書類と使用者の支店登記が確認できる書類があればOK!!という事です。
とはいえ、中古トラックなどを購入する際の書類と、下取りに出す車両を売却する際の書類の2パターンがあります。
具体的に必要な書類を開示しました。参考にしてみて下さい。
所有者が法人の本社・使用者が法人の支店の場合
他にも色々と稀なパターンはありますが、このパターンがわかれば他は大体解決すると思います。
購入時の書類
<所有者>
・印鑑証明書(3ヶ月以内のもの)
・委任状(印鑑証明と同一の実印が捺印されている事)
<使用者>
・車庫証明書(1ヶ月以内のもの)
・委任状(印鑑証明と同一の実印が捺印されている事)
・支店情報が記載されている登記簿謄本
※支店情報が記載されていない場合は、支店宛の公共料金の支払い通知(消印付き)が必要。
下取り時の書類
<所有者>
・車検証
・印鑑証明(3ヶ月以内のもの)
・譲渡証明書(印鑑証明と同一の実印が捺印されている事)
・委任状(印鑑証明と同一の実印が捺印されている事)
と名義変更の場合はこんな感じです。
車検登録の場合は、ここに自賠責保険証明書が必要になります。
本人が出向く場合は実印を持参すると委任状は不要ですが、ややこしいのでこのまま全ての書類を整えて持参するのが良いでしょう。
ポイント
文字に起こすとややこしいですが、支店で登録したい場合のみ登記簿謄本で確認ができれば問題ないし。
無理なら代わりの証明書類が必要ということだけ抑えておけば、それ以外は通常と一緒です。
<強いて言えば>
・名義変更には数百円の印紙代と数千円のナンバー代
・車両登録には自動車税や重量税と印紙代やナンバー代など数万円が必要です。
いかがでしたでしょうか。
『中古トラックの名義変更や登録時に【法人支店で登録したい】必要な書類とは!?』についてご紹介しました。
このように、申請書類を作成する際、イレギュラーな事案だと少し不安になってしまいますよね。
ですが、所有者と使用者の支店登記が確認できる書類があればOKという根本を理解していたらそんなに難しくはありません。
しかし、都道府県の違いなのか、陸運局によって少し違うことを言われる場合もありますので登録する陸運局に電話で事前に確認しておく事もおすすめします。
場合によっては、登録や変更を行政書士に丸々お願いするのもありです。