中古トラックの【タイヤ交換】手順と注意点

トラック整備 日常整備

こんにちわ。中古トラック販売専門店、トラック豆知識担当のマメトラです

トラックのドライバーを経験した事がある方は、知っているタイヤ交換。
しかし、入社したてだったり運送メインではない方が走行している時にタイヤがパンクした。そんな、「いざという時に役に立つタイヤ交換」の方法をお伝えします。

そして、中古トラックを購入する際に知っていて特をする「タイヤに関する確認」についても合わせてご紹介します。

目次
・自力でのタイヤ交換は難しい
・タイヤ交換に必要な道具
・タイヤ交換の手順

自力でのタイヤ交換は難しい


まずはじめに、そもそもトラックのタイヤ交換は簡単ではありません。
乗用車では交換した事があるから大丈夫!!と思っていても、車体重量もあるトラックは、タイヤのボルトはかなりしっかりと閉められています。

それに、ダブルの内側タイヤだったり、力の弱い女性の場合自力での交換は難しいので、少しでも不安があればすぐにロードサービスを利用することも大切です。

とはいえ、いざという時に使える「タイヤ交換」覚えていて損はありませんので覚えておくと良いでしょう。
ちなみに、トラックのタイヤの使用期間の目安は約5年です。車に異常がなくても使用期間が過ぎれば安全のために交換しましょう。

タイヤ交換に必要な道具


それでは、タイヤ交換に必要な道具を準備します。
基本的に車内に常備されている工具やジャッキ以外に工事現場などで使用される「長めの鉄パイプ」と「角材や木の端材など数枚」を積んでおく事をおすすめします。

<道具>

    ■タイヤレンチセット 両口ホイルナットレンチ 両口ホイルナットレンチの棒
    ■スペアタイヤ (低床の場合前後のタイヤが異なるので注意) タイヤ脱着用スペアタイヤレンチ
    ■ジャッキ ジャッキの棒
    ■歯止め
    ■鉄パイプ 角材や木の端材など数枚

注意

中古トラック購入時には、スペアタイヤ交換に必要な工具やジャッキが揃っているか確認しましょう。特に自走で持って帰る際に万が一バーストやパンクなどが起こらないとは限りません。

タイヤ交換の手順


まずはじめに、車を安全な場所に移動させます。この時、トラックさ乗用車よりも車体重量が重くまた、積荷をしてあると余計にホイールに負担がかかる為できるだけ近場で安全な場所に移動するようにしましょう。

1.歯止めをする
 車両が転がって行かない為に、タイヤ交換しないタイヤに固定します。

2.スペアタイヤを降ろします
 専用のタイヤ脱着用レンチでスペアタイヤを降ろします。
 中古トラックを購入した時にその車両にあったレンチが入っていない(別の車両用が入っている事がある)場合がありますので購入の際にしっかりチェックしておきましょう。

3.交換するタイヤのナットを緩めます
 ここで、鉄のパイプが役に立ちます。
 トラックのナットはかなり固く閉められている為、タイヤレンチだけでは緩みにくいので「レンチの棒に鉄パイプ」を差し込みテコの原理で鉄パイプの上に乗り全体重をかけてナットを緩めます。

ポイント

トラックを購入した後は、ホームセンターで購入できる「鉄パイプ」を積んでおきましょう。 特に長距離走行のドライバーさんは、いつどこでタイヤ交換しなければ行けなくなるかわかりませんので、ほとんどの方は積んでいます。

4.ジャッキで車体をあげる
 ジャッキにも短めの棒が必要になります。基本的にはタイヤレンチセット(工具セット)の中に一緒に保管されています。
 ジャッキの穴に、棒を差し込んで油圧を上げていき使用します。

豆知識
積荷がある時、ジャッキだけではタイヤを浮かしきれない場合があります。
ジャッキをかます際にジャッキの下に角材や木の板を入れ、上げ子路を稼ぎましょう。

5.タイヤを外す
 再度ナットをゆるめます。レンチである程度まで緩めたら手を使ってナットを外しましょう。

6.スペアタイヤをはめる
 トラックのタイヤをバランスよくはめ込むために、対角線上に締めます。
手である程度ナットが締まったら、レンチを使います。ここでは仮締めにとどめておきましょう。

7.ジャッキで車体を下ろす
ジャッキをあげる際の棒を差し込む反対側に油圧を下げるボッチがありますので、棒の反対側を差し込んで油圧を下げます。

8.ナットを閉めます
 タイヤレンチを使ってナットをしっかりと締めていきましょう。ここでも先ほどと同様に、対角線上に締めていきます。レンチの棒に鉄パイプを差し込んで、その上に乗り増し締めをします。

ポイント

「カリカリ」や「ギギッ」などのナットが閉まる音がしますので、それがOKのサインです。

いかがでしたでしょうか。
『中古トラックの【タイヤ交換】手順と注意点』についてご紹介しました。

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